こんにちは!歌ピアノ講師のアワウダです。
コードを覚えるって大変そう…そう思っている方へ。
好きな曲のコードを見つけながら弾く方法をご紹介します!
暗記が大っ嫌いなアワウダ自身が、実際にやって身につけてきた方法です。
▼動画でも同内容を解説しています!
コードとは
コードは日本語で言う「和音」
反対語が単音であり、複数の音を同時に鳴らしてハーモニーを作るものです。
3和音が原則で、それに音が足されて出来上がるコードがあります。
表記はアルファベットと数字
「C」(読み方:Cメジャー)=ドミソ
「Em」(読み方:Eマイナー)=ミソシ
「F#m7」(読み方:F#マイナーセブンス)=ファ#ラド#ミ
など
歌曲は基本的にこのハーモニー=コードの流れがある上に、メロディーなどがのっかているというイメージです。

初心者さんのためのコードを見つける方法(ピアノver.)
コードを覚えるというよりも
「弾きながら探す」方法をご紹介します。
何を隠そう暗記の大嫌いなアワウダなので、とにかく好きな曲のコードを下記の方法で見つけて弾く、見つけて弾く、、、と繰り返しているうちに、少しずつ覚えられるコードが増えていきました。
好きな曲を弾きながら身につけていきましょう!
準備
最低限知っておくべき準備知識は2つ
準備①ドレミ⇄CDE(アルファベット)早見表を作る
ドレミはイタリア語の音階の読み方で、コードはアルファベット(英語)を使用します。

ちなみに日本語は「いろはにほへと」と言う言葉を聞いたことがあるかもしれません。ドレミ〜の順番にすると「はにほへといろ」です。
日本人の多くはドレミで音楽を学んできたので、ここが一つ大きな壁になりやすいです!
早見表として、↓のように紙に書いてピアノを弾く時に見えるところへ置いておきます。

CDE…なんて数えていると弾く時に混乱します!
ぱっとみて分かる早見表を作りましょう。
準備②数字は無視!メジャーとマイナーの2種だけ
コード譜面を見ているとアルファベットと数字が並んでいると思いますが、
数字はまず無視しましょう!
数字を無視しても曲は成立してくれます。
数字を無視するとコードは大きく分けて2種類に分かれます。
メジャーとマイナー
・表記:アルファベット大文字のみ…「C」「F」など
・読み方:「メジャー」※省略可…「Cメジャー」「C」どちらもOK
・特徴:明るい響き
・表記:アルファベット大文字+m…「Em」「Am」など
・読み方:mを「マイナー」と読む…「Eマイナー」「Aマイナー」
・特徴:暗い響き
試しに例を弾いてみましょう。
メジャー:「C」=ドミソ
マイナー:「Em」=ミソシ
明るい・暗いはざっくりのイメージで大丈夫です。
弾きながらコードを見つけるSTEP4つ
準備が終わったら、早速弾きながらコードを見つけていきます!
STEP1:Cコードを覚える
まずC(Cメジャー)コードを覚えてください。
「C」=ドミソ
メジャーコードの代表として覚えます。
この時、アルファベットの大文字が表す「ド」の音をルート音と言います。
※ルート=根
ルート音はコードの軸となるとっても大事な音です!
STEP2:メジャー→マイナーに変える
「C」=ドミソ
コードの真ん中の音を半音下げるとマイナーになります!
「Cm」=ドミ♭ソ
これはどんなコードにおいても共通なので、とっても重要◎覚えておいてください。
STEP3:ぱっと直感で弾いてみる
他のコードに関しても見ていきます。
まずは…ぱっと直感で弾いてみます!
例えば「F」
①まずルート音は「F=ファ」
※早見表を参考に!
②直感(Cと同じ形)で弾いてみる
Cはルート音のドから一個飛びだったので…【ファラド】
③明るいですか?暗いですか?
ここも直感で!…明るい!即ちメジャーだ!
→「F」=ファラド 正解◎
もちろん「Fm」=ファラ♭ド です!
この流れでいろんなコードを弾いてみましょう。
1.G
2.Am
3.D
(答えは記事の最後にあります!)
STEP4:迷ったら…確実な確かめ方
とはいえ、明るい・暗いって感覚的すぎて…と思った時の「確実な確かめ方」
メジャー代表のコードCを使います。
Cの構成音3つの鍵盤の距離を数えると(それぞれの音を含みます)
「C」=ド-(5)-ミ-(4)-ソ
この5:4がメジャーの距離間です。
同様にマイナー代表としてCmを見てみると
「Cm」=ド-(4)-ミ♭-(5)ソ
4:5がマイナーの距離間です。
この距離間を数えることで確実にメジャー・マイナーのコードを見つけられます!
同じように先程のFを振り返ると
「F」=ファ-(5)-ラ-(4)-ド
※5:4はメジャーの距離間
間違いないことが確認できました。
不安になったら鍵盤の数を数えることで確かめられます。
注意
多くのコードは↑のSTEPを踏むことで必ず見つけられますが
気をつけてほしい注意が2つあります!
注意①Bには気をつけろ!
「B」が付くコードには気をつけて!
STEP3のように直感的に弾くと
「B」=シレファ?
となりますが、なんとなく変な感じ…
さらに真ん中の音「レ」を半音下げても
「Bm」=シレ♭ファ?
変な音になりますね。
ここで出てくるのがSTEP4の確かめです。メジャーの距離感は5:4なので、
「B」=シ-(5)-レ#-(4)-ファ#
レとファがシャープ#(半音上がる)します!
「Bm」=シ-(4)-レ-(5)-ファ#
これでばっちり◎ここだけは形が他と違うので注意です〜
(理由はシとド、ミとファの間に黒鍵がないから!)
注意②#と♭は無視しちゃだめ
無視しちゃいけない記号...「#」と「♭」
これはアルファベット大文字=ルート音についている!
と言うと、
「C#」=ド#ミソ?
とルート音だけにつけてしまいそうになりますが、これは間違い×
全ての音に同じ記号をつけます!
「C#」=ド#ミ#ソ#
※ミ#=ファ
「C#m」=ド#ミソ#
「♭」でも同様です。
1.G=ソシレ
2.Am=ラドミ
3.D=レファ#ラ
ぜひ好きな曲のコードを見つけながら弾いてみましょう〜♪