こんにちは、歌ピアノ講師のアワウダさんです。
「好きな曲を最短で弾けるようになりたい…」
楽器を弾けるようになるのは簡単ではないと分かりながら、そう思う気持ちはとっても分かります。
そんな皆様へ、アワウダが実際に初レッスンで行う「ゴールへの最短距離」を見つける方法を記事にしました!ぜひ読みながら一緒にご自身のゴールまでの最短距離を見つけてみてください。
このブログは、素人のアワウダがSSWとして曲を作り、音楽講師として歌やピアノを教えるようになった経験をシェアしています。より気軽に音楽を始められるお役に立てればと思います!
ゴールへの最短距離を見つける

子供の習い事とは違い、ゴールへの最短距離を進んでいいのが大人の習い事。
基礎固めは大事ですが、目的は何より音楽を楽しむことですから、とにかくピアノを弾くことを優先していきます。
まず最短距離をいく上で大事な要点は以下
①ゴール設定をする
②のぼる階段は出来るだけ小さく
③人と約束をする
④弾きたい時にピアノを弾く
今回の記事では、上記の①②の内容をより具体的に記していきます。
ご自身のやりたい事をイメージしながら、ご自身だけの「ゴールへの最短距離」を見つけましょう!
楽譜を読むか読まないか
初レッスンの生徒さんへ、まず最初に絶対する質問が
「楽譜を読みたいですか?読みたくないですか?」
質問の仕方から、アワウダの「楽譜読みたくない気持ち」がにじみ出ているのはさておき。笑
この選択によって最初に進むべき方向が大きく変わります。記事を読んでくださっている皆さんもぜひ一緒に考えてみてください。
それぞれに選べる楽曲・メリット・デメリットがあります。
楽譜を読む
選べる楽曲:楽譜がある曲全て(クラシック、ポップス、アニメ映画音楽 等)
- 楽譜を読むハードルが高い
- 楽譜が難しいと進めなくなる
- 楽譜なんて嫌いだ(アワウダの主観100%)
- 幅広いジャンルの曲が弾ける
- レベルに合わせた楽譜が選べる
- 原曲に忠実に弾ける
楽譜を読まない
選べる楽曲:ポップス全般(J-pop、アニメソング、映画音楽、洋楽 等)
- クラシックは対象外になる
- コードを覚えなければならない
- アレンジ力が必要になる
- コード譜面はフリーで手に入る
- 弾き語りや作曲が出来る
- 難易度を自由に変えて弾ける
それぞれを細かく解説していきます。
「楽譜を読む」を選んだ場合
幅広いジャンルの曲が弾ける!
世の中には多岐に渡るジャンル、楽曲の楽譜が存在します。
今ではインターネットを通して曲・演奏方法・レベルごとに検索をして、1曲ずつ購入することが可能です。
ヤマハさんが出している「ぷりんと楽譜」というサイトがポップス中心に幅広い曲目が見つけられて、お家やコンビニプリント出来ちゃうしとっても便利。

高校生の頃、バンドスコア(楽譜)を楽器屋さんや本屋さんに買いに行くってのも意外と楽しくて好きでしたが…もう何年前なんて無駄な計算するのは止めておきます。
楽譜を読むのに慣れる為には、一つ大きなハードルがあるのは間違いないです。
しかし、そのハードルを越えてこそ弾ける曲の幅・演奏の幅が広がり、よりピアノを弾くのが楽しくなっていきます!
アワウダ自身も最初は楽譜を読むことを(強く)拒んで避けたまま作曲や演奏を始めましたが、正直限界が来てしまいます。インプットがなければアウトプットが広がる訳がありません。
より作品を良くする為だと自身に(強く)言い聞かせ、少しずつですが楽譜を読む練習をしました。
下記では、楽譜読むのがちょーーー苦手な私が実際に行ったテクニックを具体的にお伝えしていきます。
楽譜を読む練習のおすすめ教材
楽譜を読みの練習教材は、超短くて超簡単であるのがベストです。
私が実際に選ぶものは8〜16小節程度、パッと見て弾けそうな(音符の数が数えられるくらい少ない)ものにしています。
この「パッと見て弾けそう」の感覚がとっても大事です!
「パッと見て難しそう…」だとその時点でやる気が半減。やる気がないことをやっても人は出来るようにならないです。学生時代、どう頑張っても古文漢文が記憶定着しなかったのと同じです(アワウダの場合ですが)。
そんな条件を丁度よく満たしてくれているオススメの教材が「バーナム・ピアノテクニック」という教本です。

どこかで見たことがあるような懐かしさと、このシュールな絵が何ともいい味出していて個人的に大好き!
1950年に出版され、ピアノを始めた日から使うことの出来る教材として子供から大人まで約1000万人に使われてきたという、歴史ある教本です。
シリーズで色んなバリエーションがありますが、私はよく「全調の練習【改訂版】」というのを使っています。
ページ順にやっていくと、#(シャープ)や♭(フラット)の数が徐々に増えていくように出来ています。シャープやフラット=黒鍵を使う、なので最初は難しいと感じると思うので、ぜひ # や ♭ が少ないものからチャレンジしてみましょう!
ほとんど1ページで完結する短さなので、練習1回につき1曲をやると決めて練習することをオススメしています。
「最後まで出来た!」という達成感が継続にとって必要。達成感を感じて練習を終えることにより、次の練習へのモチベーションに変わっていきます。
人の記憶というものは儚く、忘れた頃にやってもなかなか定着してくれません…未来の自分のために定期的に継続してやりましょう!自転車の補助輪と同じ。一度慣れてしまえばなんてことないです。
弾きたい曲を弾いた方がいい理由
前項を否定しちゃうみたいだけれど、やっぱり弾きたい曲を優先して弾いた方がいいです!
理由は単純で楽しいから。楽しくないと続きません。
ここは天秤にかけるのが難しいところ…だってどっちも大事なんだもん!笑
正直なところを話すと、私が生徒さんとレッスンをする場合は、その生徒さんの性格やその日の気分で変えたりしています。飴と鞭ってやつですね。厳しさも必要だけど厳しすぎては続けられない。。。だからちょっと難しいかな?と思っても曲を進める時もあります。
でも不思議なもので、好きな曲だとほんのちょっと弾けただけでも嬉しいんですよね!この感覚をぜひ味わってもらいたい。
何度も言いますが、楽しくないと続かないです。アメちゃんはいつもポケットに忍ばせておきましょう。(なんのこっちゃ)
そんな時に便利なのが、ドレミふりがな付きの楽譜!音符の上にドレミがカタカナで書いてあります。
ドレミふりがな 楽譜 で検索すると色々楽譜が出てきます。
クラシックからアニメ・映画、耳馴染みのあるポップスまで色んな楽譜が揃っているので、ぜひ好きな曲を探してみてください。
ちなみにドレミふりがなに関しては、先生に「ドレミを書いたらダメ」と言われた方も多いと思います。
書かないで弾けるのが一番ではありますが、書かないで弾けないならまず書いて弾いてみましょう。慣れてきたらドレミを隠すとか、補助輪は少しずつ外していけばいいんです。
どんな手段を使ってでも、まずはピアノを弾く事を優先です!
練習を進める上で大事なこと
ここまで様々な手段を用いてピアノに対するハードルを下げてきたのですが…ちゃんと下がってますか?笑
練習はあくまで練習。完璧を求めないこと!
「今日は右手だけやろう」
「ゆっくり、止まりながらでいいから両手にしてみよう」
「難しいところはドレミを書こう」
自分をいかに甘やかせるかが重要です。
甘やかされるのは大得意なアワウダ(末っ子)ですが、それでも満点を求めすぎてしまい進めないタイプでした。。。でも経験上、6割くらいの出来でも気にせず続けて何曲か弾いていくと、改めて最初の曲に戻ってきた時「思ったより楽に弾ける!」と感じることが多いです。
一歩が小さくても積み重ねると前に進んでいる。ちりつもですね。
完璧を求めず、新しい曲にどんどん進んでみましょう!
進める上で迷うことがあれば、どうぞ気軽にご相談ください〜!
「楽譜を読まない」を選んだ場合
耳馴染みのあるポップスが弾ける!
楽譜を読まない方向性の場合は、基本的に「コード奏法」ジャンルはポップス全般です。
まずコードとは、日本語でいう和音です。原則3つ以上の音で構成されるハーモニーを指します。(和音↔︎単音だからもちろん2音でも和音です)
楽譜の上などに「C」とか「Am」とかアルファベットが書かれてあるアレです。「C」は「ド・ミ・ソ」と構成される音が決まっているので、それぞれの構成音を覚えてこれを頼りに演奏していきます。
ポップスとは、ポピュラー音楽。すごく平たくいえば歌ものとかです。日本で言うJ-popや、アニメソング、映画音楽、洋楽も勿論含まれます。
ピアノ演奏を伴奏として演奏しながら歌えば弾き語りが出来ますし、自身で曲を作ることも出来ます。
楽譜を読みたくない頃のアワウダさんはこの要領で作曲を始めました。鼻歌で曲は作れます!(この辺りはまた記事書きます!)
コード譜面は無料で手に入る
楽譜は著作権があるので基本的にフリーでは手に入れられません。しかし、コード譜面はインターネット上でフリーで得ることが出来ます。(言ってしまえばただの記号の羅列ですから)
曲名 コード と検索すると大抵一番に出てくるのが「U-FRET」というコード譜面のサイト。とっても有名。

このサイトはコードの弾き方がのっていたり、ピアノだけでなくギター・ウクレレ・ベースにも対応していたり。機能も充実していて、初心者の皆様は味方にしておいたほうがいいですよ!
ちなみに同様のサイトで「楽器.me」というサイトもあります。ピアノコード譜面はちょいと見づらいのですが…
初心者から一歩進んだ方にオススメな理由があって、その辺りはまた改めて別記事書きたい。
てなわけでコード譜面は手軽に手に入れることが出来るので、コードを覚えれば沢山の曲をさらっと弾き語るとか出来ちゃうわけです。
私は歌う為にピアノを弾きたかったので、何よりこれがやりたかった!歌うのが好きな方はとっても楽しいですよ!
大人ピアノを始める方にポップスを薦めたい理由
何よりアワウダがその畑の人間というところもありますが。笑
耳馴染みの曲がコードを覚えるだけで簡単に弾けるというのは、表現雑だけどとってもお得。弾き方が柔軟に変えられるのがポップスピアノのメリットなので、初心者の方にもオススメしています。
まずは鼻歌歌いながらピアノを弾く楽しみを実感してもらいたいです!
コード覚えられるか不安な方も多いですが、規則性があるので慣れるとパズルみたいです。
コードとちょっとしたルール(理論)を知ると、曲を作った人の気持ちや制作意図みたいのが見えて面白いんだなーこれが。(この辺りもまた改めて別記事書きたい!)
弾き語りや作曲について
歌うことがお好きな方や作曲をしてみたい方には、ぜひコードを覚えていく方向性をオススメします!だってコード覚えたらどっちも叶っちゃうんだもん!
弾き語りというと「ピアノ弾きながら歌うなんて難しそう!」とよく言われますが、コードを手で押さえながら鼻歌を歌えばいいのでとってもシンプル。
それに慣れたら、少しずつ肉付けしていくイメージ。いつもカラオケで歌ってたあの曲が自分の演奏で歌えるので、とっても楽しいですよ!
作曲について「鼻歌で曲は作れる」と何十人に言ってきましたが、皆さんに笑われました。が、皆さんが大好きなアーティストさんも賛同してくれると思います。
ほとんどが鼻歌から出来ていますし、鼻歌が歌える方なら誰でも曲を作ることが出来ます!(もちろん”名曲”はそんな簡単に出来ませんけども…!!)
まとめ
実際に私が初回レッスンで生徒さんと話す事をまとめましたが、個々人で様々迷うことがあると思います。
「こういうことをやりたいのだけど、まずは何をしたらいい?」
やりたい事が見えているとよりアドバイスしやすいですので◎お気軽にご相談ください〜!
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